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ドラゴンランス 5e 冒険シナリオ
〈偽りの神々〉の信仰に抗う者たちよ!
異端の少女を救い出し、〈まことの神々〉の信仰を取り戻せ!

ヘイヴン──それは偽りの信仰が支配する都。
〈大変動〉以後、世界から神の声は消えた。 神々は人々の祈りに応えず、彼らは神々を忘れた。 時は流れ、神々の存在は人々の記憶から薄れ、彼らは新たな生活を築き上げた。しかし、人は神々を忘れられない生き物だった。
〈いにしえの神々〉の代わりに、彼らは新たな信仰を求めた。それは、神々の代わりに人々が作り上げた、偽りの信仰だった。 ここアバナシニアでも、〈新しき神々〉を探す探索者(The Seekers)と呼ばれる宗教組織が生まれ、〈大変動〉の被害の少なかったヘイヴンを中心に成長を遂げていった。
初期のころは慈善団体として活動していたが、次第にその組織は人々の信仰を集めるための手段へと変わっていった。それはまるで祈りに応えぬ天を言い訳に、信仰を手段へと堕とした者たちの虚構だった。 この街の教団がもたらす奇跡は、呪文と儀式で演出された“再現”に過ぎない。 癒やしはあっても、魂を救う光は、もうどこにもない──
そう、少なくとも、“彼女”が現れるまでは。
- タイトル
- ドラゴンランス 5e 冒険シナリオ〈異端のメリッサ〉
- ジャンル
- ゲーム(電源不要), TRPG, D&D, シナリオ
- 対応システム
- Dungeons & Dragons 5th Edition(D&D5e)
- サイズ・ページ数
- B5 2段組 52ページ
- 発行
- 2025年8月
- 頒布終了
コミックマーケット106
2025年8月16日(土)1日目
「ケンダー郷観光局」
皆様のお越しをお待ちしております!
本冒険シナリオの登場人物

メリッサはアバナシニア地方ゲイトウェイ出身の人間の女性クレリック。
ヘデリック司祭の説教に感銘を受け、〈新しき神々〉を信仰するシーク教徒となり、ヘイヴンのロードシティで入信する。
清き心と神性の才で将来を期待されたハイシーカー候補だったが、だがある日、彼女は見てしまった。
――天より射す、一筋の光。〈いにしえの神〉の言葉と、涙が零れるほどの祝福。
彼女はその光に導かれ、〈まことの神々〉の存在を確信する。

ケンダー族のバード兼ローグ、元「ヘイヴンの手」の気まぐれな一員。
無邪気さゆえに危険な状況に飛び込むことがあり、仲間の保護を必要とすることも少なくない。
彼女は自分の行動が時折トラブルを引き起こすことを理解しているが、ケンダーであるが故に抑えきれない好奇心には勝てないのだ。
冒険者たちにとっての明るい存在で、彼女の無邪気さと好奇心が物語に彩りを加える。

シーク司教評議会のメンバーからサリナ・レッドサンドという名で呼ばれる女性がいる。彼女が何者なのか、どこからやってきたのか、知るものはハイシーカーの中でも限られている。
その説法には人を虜にする魅力があり、いつしか“紅砂の導き”と称されるようになった。サリナは、ただ教義を説くだけではない。彼女の一言が、ヘイヴンの行方を変えることすらあるというのだ。
神の声を聞く女ーとう呼ぶ者もいる。だが、その“神”が果たして本当に人々の味方なのか?それを問う者は・・・そう多くない。

紫のチュニックを着た昇端審問官ベラミーは、シーク教徒の中でも特に冷酷で、手段を選ばない審問官だ。
彼は異端者を厳しく取り締まり、シーク教徒の教載に従わない者を客赦なく処刑する。
冒険者たちにとっても彼は敵となるが、かつて教載に背いた者を愛していた過去が彼の心に影を落とし、その背中には──愛と信仰との狭間で引き裂かれた審問官としての哀しみが滋む。



本冒険シナリオについて
ドラゴンランスの世界へようこそ!
このシナリオ『異端のメリッサ - Melissa the Heretic - 』は、ドラゴンランス小説の舞台、クリンにおける『ダンジョンズ&ドラゴンズ(TM) 第 5 版』、3 レベルのパーティ 4 〜 5 人用に調整された、ロールプレイと探索重視のアドベンチャーです。
登場するヒロイン〈異端のメリッサ〉ことメリッサ・クローデルは、本サイトで公開中の D&D リプレイ〈異端のメリッサ〉のヒロイン・キャラクターです。そのリプレイのストーリーの前日譚という位置付けで、〈新しき神々〉を探す探索者(The Seekers)の活動拠点となった都市ヘイヴンを舞台にした新しいオリジナルシナリオとなっています。
〈竜槍戦争〉で〈ランスの英雄たち〉が〈憩いの我が家亭〉に集うより数週間前の〈絶望の時代〉のアンサロン大陸のアバナシニアで、逞しく生きるメリッサたちと共に、この冒険を楽しんでいただけると幸いです。
本書の目次
- 第 1 章 はじめに
- 第2章 冒険の概要 / 背景 / 設定
- 第3章 追加ルール
- 第4章 アドベンチャー / ヘイヴンの都
- 第5章 アドベンチャー / 紫の審問
- 第6章 アドベンチャー /〈闇の森〉を駆け抜けろ
- 第7章 冒険の結末
- 第8章 クリーチャー /NPC データ
- あとがき
- 付録:地図
※ダウンロードファイルはパスワード保護されています。
パスワードは「本文P.30の挿絵イラスト右下の半角英数18文字(大文字・小文字・スペース区別あり)」です。
既刊誌のご紹介

ドラゴンランス〈デスティニー冒険者ガイドブック〉
B5 2段組 38ページ / 頒布終了 / 2023年12月発行
『運命はそなたの理解を超ゆるものなり』
この本は、米国で2022年から展開が始まったワイス&ヒックマンのドラゴンランス小説の新シリーズ、“Dragonlance Destinies”を 300 %楽しむためのガイドブックです。小説は〈大司教の塔〉の戦いで戦死した父の死を防ぐため、タッスルたちと過去へ旅をする騎士の娘デスティナの冒険譚となっています。
このガイドブックでは、第一部 “Dragons of Deceit / 偽りのドラゴン” と第二部 “Dragons of Fate / 運命のドラゴン” からあらゆる固有名詞をピックアップして用語集にまとめ上げました。物語に出てくる登場人物、神格、地理、アイテム、歴史などの用語を網羅し、加えて劇中に登場する〈典範〉の言葉や呪文、印象に残るフレーズなども解説する大変豪華な内容で、2024年の8月に発売されたばかりのシリーズ最終巻、第三部 “Dragons of Eternity /永遠のドラゴン”を含めて、 まだ邦訳されていないこの物語を読むための道標になって頂けるでしょう。
また、一昨年 D&D で邦訳版が発売されたばかりの『ドラゴンランス・女王竜の暗き翼』をプレイする際のガイドとしてもご利用頂けるでしょう。これからプレイされる方にはゲームを楽しむためのソースブックとして是非お勧めします!

ドラゴンランス〈石像の竜〉新約・カズ・ザ・ミノタウラー
B5 2段組 56ページ / 頒布終了 / 2022年8月発行
『混沌と狂気に満ちた要塞に潜入し、反逆の魔道士の遺産を回収し、ソラムニアに秩序を取り戻せ!』
英雄ヒューマを始めとする〈竜槍の 20 人〉が〈暗黒の女王〉を〈奈落〉に追いやり、邪竜軍の脅威からソラムニアを救ってから 5 年の月日が経過しようとしていた──。その戦争でアンサロン大陸の北部のソラムニアが最も被害を受け、その周辺地域では今後何年も混乱が続いていた。ただ、ソラムニアから遠く離れた場所では、彼らは〈闇〉の勢力のために戦ったということだけしか知らない人々もいた。
ソラムニアのヴァンガールド要塞の騎士団団長(グランドマスター)であるオスワル卿は、ソラムニアの復興に尽力していたが、戦争の爪痕は深く、いまだに建物の瓦礫は放置されて放棄されたままの集落も多くあり、貧困で各地で難民が発生していた。
そんな中、かつてヒューマと共に戦ったミノタウロスのカズは騎士団を離れて、ケンダーの相棒のデルビンと気ままな旅をしていた。しかし、彼は騎士団の犯罪者リストに自分の名が載っており、身に覚えのない罪で騎士団から追われていることに気づく。
同族からも騎士団からも追われ、レミシュの〈暗黒の森〉に逃げ込んだ彼は、事の真相を確かめに、自らヴァンガールドに向かうことを決意したのだった──。
本書は、英雄ヒューマの相棒だったミノタウロスのカズをテーマにしたヒューマの物語の後日譚をシナリオにしたものである。
グッズ
メリッサと愉快な仲間たち(アクスタ)

プレイアブル・アクリルスタンド / 数量限定 / 頒布終了
裏面はキャラの後ろ姿もプリントされており、台座は1インチサイズなのでセッション時のミニチュアとしてもご利用いただけます。ぜひ〈異端のメリッサ〉のシナリオと共にご利用下さい!
ご注意
本書は同人誌です。商業出版物ではありません。
ドラゴンランスに関連する設定・世界観は Wizards of the Coast 社が著作権を所有します。
本書はファンコンテンツとして制作されており、営利を目的としたものではありません。